【交通事故解決事例】重症を負った被害者のご子息と交渉を続け後遺障害等級認定12級が認められ和解した事例
依頼者 男性 70代
後遺障害 足の関節障害 12級
事故内容 自転車と自動車の交通事故
経緯
前方不注意の自動車と自転車の事故でした。被害者は大怪我を負ってしまい交渉ができなかったため、保険会社との交渉をご子息が行なっていました。ご子息が法外な請求をしており、元々依頼していた弁護士とのコミュニケーションがうまくいかず、弁護士会の法律相談に来られたところで依頼を受けました。
保険会社と自身が依頼した弁護士に懲戒請求していました。その後、当事務所に依頼してくださった形になります。
対応
かかりつけの病院で後遺障害の診断を受けるための手続きをサポートし、後遺障害等級認定12級が認められました。その後、リハビリ中に転倒し、頭を打ってしまいました。異議申し立てをしたものの、交通事故とは関係がないとの判定をされました。相手方が民事調停を申し立ててきましたが、依頼者の希望条件と大幅に乖離があり、2年半に渡って交渉を続けました。
依頼者が入られている介護施設での調停を準備しましたが、ご子息が本人に会わせてくれなかったため、調停不成立となりました。
相手方の代理人から訴訟を申し立てしてもらい、依頼者に連絡をしたところ、これまで連絡の取れなかった依頼者本人と連絡が取れました。その後、条件面の裁判所から出た和解案についても依頼者の了承が取ることができ、解決に至りました。裁判から半年、受任からは7年半での解決となりました。
結果
後遺症の認定を受けるまでに1ヶ月を要しました。9月に示談について、こちらから提示し、12月に示談することができました。損害金額は750万円であり、既払い金は605万円でした。
ポイント
ご子息とよくコミュニケーションをとりました。事務員も1時間程話すこともありました。
また、既払い金が多い事案でした。過失割合があったため、過失相殺がありました。
長期間辛抱強く続けたからか、結果的に依頼者本人の信頼を得ることができ、和解を成立させることができました。
代表弁護士 竹田卓弘
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